御祭神
たまよりひめのみこと
玉依姫命
玉依姫命は神武天皇の母君、海神族の祖先で、龍神として崇められたと伝えられています。
海神(わたつみ)族の乙姫様で、姉君の豊玉姫命と彦火火出見命(山幸彦)との御子である鵜茅葺不合命(うがやふきあえずのみこと)を育てられた神で、龍神を束ねていると言われています。又、潮の満ち干きを司り、出産や育児等の御守護もされています。玉依姫命は後に鵜茅葺不合命と結婚されて、その御子の一人が初代天皇の神武帝になられ、日本の「母神様」でもあります。その御神徳は縁結び・子授け・安産です。
ごずりゅうおおかみ
五頭龍大神
五頭龍大神は、武相鎌倉と江の島に伝わる「五頭龍と弁財天」の伝説に登場する一身五頭の龍神です。
その昔、武蔵国と相模国の国境付近の長大な湖に五頭龍が棲んでいました。国土を荒らし、暴悪を働き、人々を苦しめ、遂には津村の湊に出て子供を食べるようになりました。
そんなある時、天地雷鳴し大地震が国土を揺るがし、江の島が湧き出し、空から十五童子従えた弁財天が降臨されました。弁財天の美しさにひかれ、思いをよせた五頭龍であったが、弁財天に戒められ、その後は行いを改めよく人々を助け慈悲の徳を施すようになりました。
その後、弁財天と誓いを(結婚)なして山と化し、人々を災害から守り、国家安泰の神「五頭龍大神」となりました。
その御神徳は国家安泰・心願成就・交通安全・縁結び等です。

江ノ島弁財天 五頭龍大神